2010年2月20日土曜日

タグ付けなんて意味あるの?

 Evernoteを使いこなし術などのオンラインメモサービスというか、オンラインデータストレージサービスというか、その手のサービスの使いこなしを紹介している記事を読む度に、「タグ付け」のプロセスが紹介されていることに疑問を抱いたので書いてみる。
 
 Evernote(Mac版)は先日アップデータが公開され、日本語検索能力が向上した。これまたMacに限られる話ではあるが、Spotlightを利用することでEvernoteに貯めてあるノートを日本語検索することは可能だったし、Evernote単体でも、検索キーワードがEvernoteによって自動的に分離されるという問題があったが、日本語検索は可能であった。以前、タグ付けをする理由として日本語検索能力がEvernoteなどの欧米で開発されたサービスは総じて低いということから、タグ付けをする意義を述べていた記事を読んだことがあったが、それはもう過去の話なのである。
 
 はてなブックマークにおいても相変わらず「タグ付け」が存在するようだ。Googleブックマークは、ソーシャル性という意味でははてブには負けるが、検索の利便性という点では非常に便利だ。気になるキーワードで検索すれば、ブックマーク先の内容まで参照した結果を返してくる。
 
 タグ付けというのは面倒なもので、例えば英語であればアルファベット一文字を間違えただけで全く別のタグになってしまう。日本語においても漢字変換次第でミスれば別のタグになったまま保存されてしまう。だからタグに基づいて検索する時、間違ったままタグ付けされた情報は出てこないままになる。それにタグを考えるのも面倒だ。キーワードをタグにするにしたって、ScanSnapのようにマーカー部分をタグにするのとは違って、基本的には人力で考えるものである。
 
 デジタルでメモを取る上で、最も考慮しなければならないのはインプットのプロセスに負担を掛けないこと。紙でメモを取るのと同じくらいに、何も考えずにスムーズにメモを取ることが重要なのである。データをストックしていく為にもプロセスに負担があってはならない。負担があればあるほど、利用する頻度というのは減退していくし、時間を無駄にしてしまう。
 
 情報をデジタルなままに保持しておくことの最大の利点は、それを後で検索することが可能であるということであり、わざわざタグを付けて整理しているのでは、紙にメモして後で内容別にファイリングしているのと相違ない。確かにファイリングの手間とタグ付けの手間を比較すれば、後者の方が断然手間が少ないわけであるが、その手間さえも省くことができればもっと良い。そして、今日では様々なサービスで検索能力が向上しつつあり、もうタグ付けは必要ないのである。
 
 個人的にはタグが必要だと思うのは、検索する為ではなく、常にファイリングしておいておくことで意味がある場合。
 
 自分の場合、Evernoteではノートを大量に作り過ぎるとiPhoneから参照する時に不便だから、セメスターごとにノートを作り、あとの講義は全てタグで分類してある。そのタグでさえほとんど使うことはない。このノートがどの講義に分類されているかという確認の為のタグであって、検索はタグとは全く関係なしに行うし、基本的にはキーワードの意味とかそれにまつわる事柄について知りたい時に検索するのだから、どの講義であろうと知ったことではない。
 
 あとはメモの内容の要約としてタグ付けというのも考えられるが、これも結局は要約となりうるキーワードを文中から抜き出す訳であるからプロセスに負荷がかかり、あまり意味がある事とは思えない。検索してヒットした部分の前後を読めば大抵のことは分かる訳だから。
 
 そんな訳で超個人的には検索偏向なので、タグ付けの必要性はないように思われる。

※今回は情報のストックと事後利用という点でタグ付けの必要性を疑問に思っただけで、ブログにおけるタグ付けは意味があるように思う。ブログにおいては、タグを付けなければ基本的には関連記事は表示させられないからである。

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