・電子書籍も何するものぞ、この職人の手製本(日経ビジネスオンライン)
日本でのiBookStoreの展開は当分見込めそうにないけれども、電子書籍がまたしてもブームになりつつあるようなのでメモ。
紙の本でなければならない表現とは何か
・感触による表現
→電子書籍には(いまのところ)感触は存在しない。光沢紙の高級感とか、書籍の重量感とか、装丁の丁寧さとか
・匂いによる表現
→インクの匂いが必要な表現とか?
・色による表現
→液晶なり有機ELなり電子インク技術なりでは色を正確には伝えられない(伝えにくい)
いずれの表現も単なる情報伝達には必要ない。新書やビジネス本といった類いの本については、紙の本である必要性というのは皆無だろう。上記の表現を必要とするコンテンツが、出版業界からリリースすることができるのであれば、紙の本は存続できるのではないだろうか。
電子書籍反対派の人々の中には、紙の感触が〜とか活字は紙で読むもの〜とかという根拠に基づく批判をされる人もいるが、そもそも本で伝えたいのは何であるか、ということを考えてみると、情報を読者に伝えるメディアであることから、単にテキストという情報を読者に伝えたいのであれば、紙というメディアを使う必要性はどこにもない。むしろ、検索することもできず、物理的制約もあることから、紙というメディアは、電子書籍というメディアに比べて情報伝達を阻害しているようにも思える。
だからこそ、紙の本を残したいという人々は、紙というメディアを使ってしか伝えられない情報をコンテンツにする必要がある。先に述べた3つの表現が必要になるコンテンツとは、一体どんなものなのだろうか?
2010年2月20日土曜日
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